国産ケヤキの一枚板で作ったベッドの全体。左の机は、以前にお作りした岩崎様のデスク
オーダーメイド家具の製作ストーリー

いやもう本当に驚くほどちゃんと寝れるようになりました

ケヤキのベッドを納品して、1年ほどたった頃の岩崎様の言葉

木に囲まれて眠る​オーダーメイドベッド|ケヤキの一枚板で、​高さ15cmの​ローベッドに​した​理由

「自宅のベッドでずっと熟睡できず困っている」。以前にワークデスクをお作りした岩崎様から、そんなご相談をいただきました。木に囲まれて寝れば、という想いから生まれたのが、国産ケヤキの一枚板で囲んだ、高さ15cmのローベッドです。納品から1年ほどたって伺ったのは、「驚くほどちゃんと寝れるようになりました」というお言葉でした。

  1. お悩み

    これまで数十年、熟睡できたことがなかった

  2. ご提案

    ケヤキの一枚板で囲む、高さ15cmのローベッド

  3. その後

    1年ほどたって「驚くほどちゃんと寝れるようになりました」

このベッドの、3つの決め手

  1. 高さは15cm。台座を内側に寄せて、床から浮いて見えるように
    決め手 1高さ15cmのローベッド

    お部屋に、より広がりを感じていただくため、低く。

  2. お部屋の側に、幅約40cmの縁を取りました
    決め手 2腰かけられる、約40cmの縁

    お部屋の側だけに、縁側のように使える縁を。

  3. 頭の板に使った、ケヤキの一枚板の木目
    決め手 3樹齢500年ほどと見られるケヤキ

    頭の板は、木目に生命力を感じる一枚板。

「ずっと熟睡できず困っている」というご相談

岩崎様のデスクは、スタンドや足置きも一緒にお作りしたオリジナルの形で、木に手が触れる心地よさを気に入ってくださいました。

その岩崎様は、これまで数十年、熟睡できたことがなく、寝つきが悪く、眠れても夜中に目が覚めることがよくあったそうです。既製品のベッドもいろいろご覧になったそうですが、これがいい、と思える物は無かったと伺いました。

デスクに触れているときの安心感を、ベッドでも感じられたら、もっと眠れるのではないか。そんなお考えから、木に囲まれて眠れる、木のベッドを作ってほしい、とのお話でした。

ケヤキの一枚板で囲む。木を選んだ理由

オーダーメイドの木のベッドは、どこまで木で作れるのか。このベッドでは、頭の板(ヘッドボード)・足元の板・横の板のすべてに、ケヤキの無垢の一枚板を使いました。マットレスの下のすのこも、スプルースという木で作っています。

ケヤキを選んだのは、木目から、ダイナミックな生命力を感じられるからです。この木目を、岩崎様は「ずっと見ていられる」とおっしゃっていました。

板は、4,000枚以上の中からKIJINが候補を4枚ほど選んでご提案し、板選びにも立ち会っていただきました。一枚板は2枚で、頭の板が1枚目、足元と横の板が2枚目です。頭の板は、年輪を確かめてみたところ、樹齢500年ほどと見られるケヤキです。

頭の板に使った、ケヤキの一枚板の木目
頭の板に使った、ケヤキの一枚板の木目

使う予定の板には割れが一部あったので、広がらないよう、蝶の形の千切り(ちぎり)を2つ入れました。同じ種類の木で目立たなくもできますが、今回はあえて色の違う木で作り、模様として見せています。

割れが広がらないように入れた千切り。あえて色の違う木で見せています
割れが広がらないように入れた千切り。あえて色の違う木で見せています

塗装は、木に染み込むオイルにしました。表面に膜ができるウレタン塗装より、木の温もりや手ざわり、木に包まれる感覚が伝わるからです。ケヤキのことは、「ケヤキ」のページへ。

足元の板。耳(板の端の、木の皮の部分)のきれいな所を使いました
足元の板。耳(板の端の、木の皮の部分)のきれいな所を使いました

高さ15cmのローベッドと、腰かけられる縁

マットレスの大きさは、岩崎様がもともとお使いだったシングルに合わせました。ローベッドの高さ(床から縁の板の上まで)を15cmにしたのには、理由が3つあります。

  • お部屋に、より広がりを感じていただくため
  • ケヤキの頭の板を、なるべく広い面で見せるため
  • マットレスの横の縁を、縁側のように使っていただくため
高さは15cm。台座を内側に寄せて、床から浮いて見えるように
高さは15cm。台座を内側に寄せて、床から浮いて見えるように

縁(マットレスの横の板)は、お部屋の側だけに、腰かけられる幅の約40cmで取りました。はじめは両側に付けることも考えましたが、ベッドが大きくなりすぎて収まらないため、片側にまとめています。

お部屋の側に、幅約40cmの縁を取りました
お部屋の側に、幅約40cmの縁を取りました

頭の板は約10度傾け、寄りかかって本を読んだりできるようにしました。台座(下で支える枠)は外側の板より少し内側に寄せ、床から少し浮いて見えるようにしています。また、岩崎様のご要望もあり、組み立て式にしました。

納品の日と、1年後に伺ったこと

打ち合わせ(対面とオンラインで3回ほど)と板選びに約1か月、ご注文から納品までは約1.5か月でした。納品の日は、2人で1時間ほどで組み上がりました。ご覧になった岩崎様は、「本当に生命力がありますね!」と話してくださいました。

お部屋に収まったベッド。左の机が、岩崎様のデスク
お部屋に収まったベッド。左の机が、岩崎様のデスク

納品から1年ほどたった頃にお会いして、使い心地を伺いました。

「いやもう本当に驚くほどちゃんと寝れるようになりました」「今までこんなことなかった」

岩崎様(納品から1年ほどたって)

「これで、人生の1/3を過ごす睡眠の時間がより豊かになりました」とも伺っています。縁は、姪御さんがいらしたときに一緒に座って本を読んだり遊んだりする、姪御さんのお気に入りの場所にもなったそうです。

眠りの感じ方は人それぞれですので、同じことをお約束はできませんが、木に囲まれて眠りたい、というご希望には、形でお応えできたと思っています。

よく聞かれること

ローベッドの通気性は、大丈夫ですか?

マットレスの下をすのこにし、すのこの下と台座の下にもすき間を空けて、空気が回るようにしました。気持ちよく眠れることと、カビを生えにくくすることを考えた工夫です。

引っ越しのときは、分けて運べますか?

はい。ボルトで留める組み立て式で、頭の板や縁も含めて、6つの部品に分けられます。このベッドも、納品の2年ほど後のお引っ越しで、引越業者さんが組み直せたと、岩崎様からご連絡がありました。

大きさが決まっていなくても、相談できますか?

はい。オーダーメイドのベッドの大きさは、今お使いのマットレスから決めることもできます。

お部屋に収まったベッド。左の机が、岩崎様のデスク製作事例完成したベッドを、もっと見る参考価格も、こちらでご覧いただけます

近い製作事例

石川 玄哉

この記事を書いた人

石川 玄哉オーダーメイド家具のKIJIN 代表

最初のお話から、木と板の選定、納品の日まで。お客様の想いを、一つひとつかたちにしています。

公開日:2026年10月22日/更新日:2026年10月22日

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