カップボードとは?選び方や材質など徹底解説

カップボードとは

カップボードは、主に食器やキッチン用品を収納するための家具です。キッチンやダイニングルームに設置され、棚や引き出し、扉付きの収納スペースが組み合わさった構造が一般的です。

食器棚とも呼ばれ、食器だけでなく調理器具やカトラリー、時にはワインボトルなども収納されます。

カップボードの選び方

カップボードのサイズと配置カップボードの選び方で最も重要なのは、設置場所に適したサイズを選ぶことです。設置場所の寸法を正確に測り、カップボードがぴったり収まるサイズを選びましょう。特に高さ、幅、奥行きを確認することが重要です。また、カップボードをどこに配置するかも重要です。キッチンに置く場合は調理スペースや動線を考慮し、ダイニングルームに置く場合は食卓とのバランスを見ながら配置します。

 

カップボードの種類

  • 全面収納になるトールタイプ
  • 作業場所も確保できるカウンタータイプ
  • いいとこ取りのトールカウンタータイプ


全面収納になるトールタイプ

事例写真1。新居のキッチンにぴったり合わせたい。ナラ無垢材天板の食器棚。家具本体の高さが天井近くまであり、収納面がかなり大きい食器棚のタイプです。多くは、食器等の収納部分ですが、家具によっては家電を置くスペースなどが確保されているものもあります。

事例写真8。新居のキッチンにぴったり合わせたい。ナラ無垢材天板の食器棚。

上記カップボードの製作家具の事例はこちら

キッチン小物が多い方、キッチンに大きめの壁面があるお部屋におすすめです。

作業場所も確保できるカウンタータイプ

食器棚/カップボード。ナラ無垢材。製作事例写真。

上記のカップボードの製作事例はこちら

上下に棚が分かれているものや、カウンターのみのタイプで、調理家電が多い方や大きい方におすすめです。また、複数人で料理をすることなどが想定される場合にも、作業場としてもカウンターを活用でき、スペースをうまく活用することができます。オーダーメイドのカップボードで一番ご依頼が多いのはこのカウンタータイプです。

「収納力は欲しいけど圧迫感を出したくない」という方も多いので、下のカウンターよりも上の吊戸棚の奥行を少し狭く設定することで、圧迫感を減らして、使い勝手も向上させるようなつくり方もカウンタータイプならできます。

また、吊戸棚を扉なしの棚板だけのタイプにして、魅せる収納にするスタイルも人気です。

いいとこ取りのトールカウンタータイプ

収納もたくさん必要、作業スペースや家電置き場も確保したい方は一定割合でトールタイプとカウンタータイプを共存させたトールカウンタータイプがおすすめです。

材質と仕上げ

木製、ガラス、メタルなど、実はさまざまな材質のカップボードが存在します。

木製

自然な風合いが魅力の木製カップボード。オーク、チェリー、マホガニー、ウォルナットなどの木材が一般的です。耐久性が高く、長く使えるのが特徴です。

日本のお部屋に合いやすくインテリアに合わせて木材を選ぶとお部屋の雰囲気もアップグレードすることが可能です。

床(フローリング等)や他の家具などに木製品や木目の要素が使われている場合に、お部屋のトータルコーディネートの一環として木製、無垢材のカップボードを選ばれる方も多くいらっしゃいます。

カウンター天板、収納部、扉などを全て木製にして無垢材100%で製作するのも良いですが、一番触るカウンター天板のみ無垢材にして、扉は突板材(合板の表面に薄くスライスした無垢材を貼り付けた素材)、内側には白いポリ合板使いコストを調整する形もおすすめです。

ガラス

ガラス扉のカップボードは中身が見えるため、飾り棚としても使えます。清潔感があり、モダンなインテリアにぴったりです。

お気に入りの食器などをガラス扉のカップボードに収納することで、インテリアとしても収納としても活躍してくれます。また、木製扉と組み合わせることで見せたくないものは綺麗に中身を隠し、見せたいお気に入りの食器なは飾るとメリハリのあるカップボードにすることが可能です。

メタル

メタル製のカップボードは、インダストリアルスタイルに合います。耐久性が高く、掃除がしやすいのがメリットです。

仕上げ

木製カップボードは、ウレタン塗装やオイ塗装などの仕上げ方法があります。

ウレタン塗装は表面に塗膜をコーティングする形になるため、耐水性が格段に上がり、ツヤ感が出て高級感が増します。

オイル塗装は、ウレタン塗装ほどの耐水性は無いものの、木の風合いを生かして、無垢材の質感を楽しむことが出来ます。

カップボードの既製品とオーダー品のメリットデメリット

既製品にもオーダー品にも、メリットもあればデメリットもあります。特にカップボードは大きな家具で、お部屋の印象も大きく変わってきますし大きな買い物です。

ぜひ、比較してあなたの希望の形を見つけてみてください。

既製品のメリット

・手軽に購入できる
・オーダーよりは安価に購入できる可能性が高い
・すぐに届く

既製品のデメリット

・サイズやデザインの選択肢が限られる
・大量生産のため品質にばらつきがある場合がある

オーダーメイドのメリット

・自分の目的に合わせてデザイン、サイズが選択できる
・こだわりの素材を選べる
・職人による高品質な家具を購入できる

オーダーメイドのデメリット

・既製品よりも高価になる
・すぐには使えない

KIJINの収納家具一覧はこちら

カップボードのメンテナンス

毎日使うカップボードなので、簡単なお手入れをしておくと長く使うことが可能です。

日常的な手入れ方法

木製の場合は木製家具用のクリーナー、ガラス製の場合はガラスクリーナーを使用すると良いでしょう。化学薬品を使用する際は、表面を傷つけないように注意します。日々のお手入れとしては、柔らかい布でホコリを取るだけでも綺麗に保つことが可能です。

定期的なメンテナンス

木製カップボードは、オイルやワックスでのメンテナンスが必要です。定期的に塗布することで、木の風合いを保ち、耐久性を高めます。ガラスやメタル製のカップボードは、専用のクリーナーを使って定期的に拭き掃除を行います。特にガラス部分は指紋や汚れが目立ちやすいので、こまめに掃除しましょう。

カップボードを長持ちさせるコツ

カップボードを長持ちさせるためには、設置場所の湿度や温度を適切に管理することも重要です。特に木製家具は湿気や乾燥に弱いため、エアコンや加湿器を利用して室内環境を整えましょう。人が快適に過ごせる湿度で保っていただくだけで問題ありません。また、定期的な点検と小さな修理も行えると良いでしょう。扉の開閉がスムーズでなくなったり、引き出しが引っかかる場合は、早めに修理することが重要です。

小さな問題を放置すると、後で大きな修理が必要になることがあります。

まとめ

カップボードは、食器やキッチン用品を整理整頓するための重要な家具であり、適切な選び方とメンテナンスによって長く使うことができます。

既製品とオーダーメイドのそれぞれのメリット・デメリットを理解し、自分に合ったカップボードを選びましょう。

定期的なメンテナンスを行うことで、カップボードの寿命を延ばし、美しい状態を保つことができます。

KIJINでは、天然木を使用したオーダーメイド家具の製作を行っております。

今の家にフィットしない…なんかちょうどいい家具が欲しい。

そんな方はぜひ、お気軽にご相談ください。

まずは、いろいろは家具の製作事例にてご希望のイメージご確認ください。

 

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