驚きと感動を与えるテーブルを求めて
「訪れるゲストに、これまでにない驚きと感動を与えたい。」
金融機関でトップセールスとして活躍されるお客様からKIJINに寄せられた、情熱あふれるご相談。
用途はミーティングやパーティー、そして一人でも集中できる――そんな巨大テーブル。
しかし求められていたのは、単なる大きな家具ではなく、見る人すべてが「わぁ、何ですかこれは!」と声を上げるような唯一無二の存在感あるテーブルでした。
こうして、KIJINの挑戦が始まったのです。
「末広がり」のトチ一枚板との出会い
当初はクスノキやポプラなど、空間に収まる最大サイズを前提に特大一枚板をご提案。
ですが「大きいだけでは唯一無二の驚きにならない」とのご意見をきっかけに、さらなるアイデアを追求。
その中で出会ったのが、幅4mにも及ぶ片側奥行き1m・反対側1.8m、末広がりのフォルムが特長のトチ一枚板でした。
白とオレンジが混じるトチ特有の美しい色味も大きな決め手となり、製作する一枚板が決定しました。
お客様との対話で生まれた「折れ脚」発想

この個性的な板を生かすために生まれたのが、「狭い端を切って90度に折り曲げ、脚とする」アイデア。
まるで一枚の板が自ら「べこっ」と曲がって脚になるダイナミックな設計です。お客様からも「いいね!」と高い評価をいただきました。
さらに製作を重ねていく中で「広い1.8m側を折ることでさらに迫力が出るのでは?」という新たな発想が飛び出し、いっそうインパクトあるデザインへと進化したのです。
主役たるための緻密なデザインディテール
折れ脚が圧倒的なインパクトを放つ一方、もう片方の脚は存在感を消すデザインに。

鏡面のステンレス素材を使い空間を映し込み、天板を宙に浮かせたような効果を演出しました。アシンメトリーな構成によって「折れ脚」の力強さがより際立っています。
細部のこだわりと設計
・繋がる木目:折れ曲がった脚は天板から切り出した板の木口を45度でカットして接合。
木目が途切れず90度で繋がり、本当に一枚の板が折れ曲がったような自然な見た目を実現。裏側の鉄プレートで強度も確保されています。

・逆向きの「耳」:L字に折れた部分のシャープさを際立たせるため、通常とは逆方向で「耳」を仕上げ、スタイリッシュな印象へ。
設置・納品〜お客様への感動
完成したテーブルは幅3m、奥行き1.8m。
職人5〜6人がかりで搬入し、ギリギリエレベーターで納品という大仕事。設置を終えた瞬間、お客様からは「何ですかこれは。
こんなの見たことがないです。すごいね!」という感嘆の声。
オフィスを訪れるゲストからも「見たことない」「大きい」「かっこいい」と絶賛され、多用途に活用いただいています。
唯一無二へのこだわりと今後

このテーブルは1人でのデスク利用から8〜10名の会議やパーティーまで多目的に使えます。
「想い」と「こだわり」がひとつになった完全オーダー作品。
KIJINは今後も、お客様ひとりひとりの「譲れない想い」を家具という形で実現していきます。
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