新居に引っ越したときなど、家具を新調するケースも多いでしょう。そんなときはオーダー家具を選んでみるのもおすすめです。
テレワークが日常的なものとなり、珍しい働き方ではなくなりました。生活のなかでの仕事。楽な面もある一方で苦しさを感じるようになった人も増えています。だからこそ、快適な空間を作るために、オーダー家具を選ぶ人が増えてきたのです。
オーダー家具は、自分の暮らしにあったものを見つけなければいけません。
そのためのオーダー家具となるため、いくつかあるおすすめポイントをご紹介していきます。
暮らしやすさをもとめて
オーダー家具を作る理由はなんでしょうか。
市販の家具ではサイズが合わない、自分の暮らしのスタイルにマッチしないことがあげられるでしょう。この根本にあるのが、暮らしやすさです。
サイズが合わない家具があれば、どこかで不都合が生まれます。
暮らしのスタイルも同様で、だんだんと活躍しない家具になるか、邪魔と感じてしまうのです。
オーダー家具は、自分の理想を詰め込みます。
暮らしの質を向上させ、充実する空間を作り出すための第一歩になるでしょう。
オーダー家具は自由に選択できる強みがあります。
色や質感といった要素は、市販品ではつねに満足できるわけではありません。
好きな素材、風合い、手触りなど、こだわりたい要素はいくらでもあるはずです。
現実的にはかなりの妥協の結果、市販品を選んでいます。それがオーダー家具だと、自分の理想を追い求められるのです。
理想の家具があると、生活が華やかに変わります。
好きなものは見ているだけで、自分のなかのスイッチが入る気がしませんか？自分で選びオーダーした家具があると、そんなスイッチが入るのです。
オンオフの切り替えという面でも、オーダー家具のある生活は、暮らしやすさが向上します。
生活に豊かさと満足感、安息できる空間を求めるなら、オーダー家具はおすすめです。世界にひとつだけの自分の空間を作る。
この感覚はオーダー家具だからこそ実現できるでしょう。
オーダー家具を作る際のポイント
オーダー家具を作るポイントはいくつもあります。
そのなかから代表的なことを上げていきましょう。ポイントを抑えるだけでも、オーダー家具のメリットが大きくなるからです。
寸法のこだわり
オーダー家具は、自分に合った家具を作れます。
当たり前ですが、自分で寸法を決められるため、ぴったりのサイズに作れるのですが、見落としやすい要素があります。それが高さです。
幅や奥行きは気にしやすいところですが、テーブルやいすの高さは見逃しやすい要素といえます
実はこれが家具の使いやすさにつながる要素だからです。
テーブルといすの関係を考えてみましょう。
テーブルを使うのにいすに座るとします。
このときに最適な高さを差尺と呼びます。もう少し正確にすると、テーブルの天板といすの座面の間にできる隙間の高さを差尺と呼んでいるのです。
一般的には300mmで計算して作られますが、これには計算式があります。
（身長(mm)×0.55）÷3 ＝ 最適な差尺
この計算がよく使われますが、170cmで計算すると大体310mmです。つまり、使う人の身長によって、差尺は若干差が出ます。
以前はこの数値よりも20mm程度は低く作る方がいいといわれていました。これは食生活が影響しています。
日本人は茶碗を持って食事するため、この計算式では高すぎる可能性があったからです。
現在は欧米化が進み、逆に低いと食べにくくなる可能性が指摘されるため、この数値が採用されるようになりました。
もう少しこだわると、パソコンを使うようなテーブルの場合には、差尺は低めに設定した方が使いやすくなります。
このように用途によっても高さが重要な要素になるのがわかるでしょう。
生活様式も加味して、高さにはこだわるのがおすすめです。
この計算に日本人の体格から計算される座面の高さの適正値400mm～420mmを計算すると、テーブルは大体680mm～720mm程度がいいということが見えてきます。
オーダー家具を作るときには、こうした要素を加味して高さを計算することをおすすめします。
素材へのこだわり
オーダー家具で大事な要素になるのは素材です。
空間をどのように演出するか、素材によって左右されます。
オーダー家具でおすすめされるのが無垢材です。ですが、なぜ無垢がいいのかという点はなかなか知られていません。
家具という特性を考えてみましょう。
オーダー家具で作るなら、長く愛用したいですよね。
長く愛用するには、飽きが来ないことが右重要です。
さらにお手入れが大変だったらどうでしょうか。
面倒になって使いたくなくなるはずです。
手軽に使っていけるだけの強度も必要な要素につながります。
このような要素を分析していくと、無垢材がおすすめということになりやすいのです。
無垢材は原木から切り出したままの自然な姿を持っています。
水拭きにも耐えられるものが多く、シミもつきにくい塗装を施せば、手軽に使える家具ができあがるのです。
傷を考えたときには、広葉樹の無垢材を使えば強度も高く安心して使えます。
風合いで見ると無垢材はシンプルで、飽きが着にくいのは間違いありません。無着色の無垢材を使うと、年月とともに色合いに変化が来るのも楽しいところになるでしょう。
自分達の生活のなかにあり、時間とともに一緒に変化していく。このような要素から見ても無垢材がおすすめされているのです。
オーダー家具の製作会社を選ぶおすすめポイント
オーダー家具は自分たちの夢もかなえてくれます。
生活の大事な要素とするためにも、満足できるオーダー家具にするためにも、製作会社を選ぶポイントがあるのです。
製作事例があること
ホームページなどをみて、製作会社を探すのが一般的となりました。
ホームページにはさまざまな要素が掲載されており、そこから自分に合っているか見つけます。
そこで重要になのが、納品事例ではなく、製作事例です。
製作事例が多く載せられている製作会社は、それだけ打ち合わせを繰り返し、できあがった家具に自信があります。
オーダー家具は、オーダーの数だけ違いがあり、同じようにはできあがりません。
希望がどのような提案につながり、オーダー家具としてできあがったのか。
それを知る製作事例が多いと、安心して注文できるでしょう。
選択肢が多いこと
オーダー家具の場合、自分の理想を作り上げるという重要要素があります。
この要素をかなえるためには、多くの選択肢がなければいけません。
なぜならば、妥協の産物として作るものではないからです。
選択肢が多いのは、人は十人十色だから。
オーダーする人の数だけ、好みも生活スタイルも違います。
いすなら座ったときの感触、テーブルなら手を置いたときの姿勢や目線の高さに至るまで、好みや要素があるのです。
選択肢が少なければ、答えられないのは必然。
だからこそ、多くの選択肢を用意している製作会社を選ぶことをおすすめします。
イメージが浮かぶこと
オーダー家具の注文するときには、こんな風になるだろうというイメージが出てきます。
そもそもイメージが浮かばなければ、オーダーすることもありません。
つまり、ホームページなどを見たときに、自分の部屋のイメージが浮かんで切るような製作会社は、自分にあっているといえます。
こんな感じに作るだろうというのは、自分のなかにある多くの情報から分析した結果です。
後悔しないためにも、イメージを作り出せるような情報を提示してくれる製作会社をおすすめします。
まとめ
オーダー家具は暮らしを豊かにしてくれます。
自分だけの空間を作りたいなら、オーダー家具はおすすめです。
おすすめだからこそ、家具にはどんな要素があるのか、そこまで情報を提示してくれる製作会社で作ることが大切になります。
理想を作るという面でも、オーダー家具にかける期待は大きいでしょう。
満足する答えを作ってもらうためにも、しっかりとした目で選ぶことが大切です。