チェリー – PARTNER –
〜古代ギリシャ人も愛した親愛なる木〜
さくらんぼの木として、紀元前古代ギリシャ時代から人間と関わりのある木。
木材としても家具はもちろん、アメリカ初代大統領の入れ歯に使われるなど、
古くから人間とともに生きる材として親しまれて来ました。
経年による味わいの変化が最も激しい木で、
使い込むほどにオレンジ色から赤みがかった茶色へ、
時間とともに人とともに変化していきます。
人とともに生き、人とともに変わる。
浪漫溢れる人間の最愛のパートナーのような木です。
【属種】
バラ科サクラ属
【木種名】
アメリカンブラックチェリー
【日本名】
サクラ(さくらんぼの木)
【主産地】
北米東部(特にペンシルバニア州)
【利便性】
安定。水に強い。やや軟質。木肌が緻密で滑らか、表面の仕上がり美しい。
【経年変化】
最も変化が激しい。艶と色の深みが増していく。
オレンジ色から赤みがかった茶色に。
【木目と色味】
滑らかで優しい色味と木目が特徴。
ガムポケットと呼ばれる黒い斑点や筋が出ることがある。
【有名家具】
北欧家具の名匠ハンス・J・ウェグナー 「ザ・チェア」
【家具以外の用途】
アメリカ初代大統領ジョージワシントンの入れ歯、ドア、楽器、
タバコのパイプ、(樹皮から)強壮剤や咳止め剤、
オーディトリアム音楽公演メインホール内装(ローマ郊外)、
映画「shall we ダンス?」の舞台となったダンスホールの床材、
和菓子の木型、浮世絵の版木(日本桜)
【歴史】
さくらんぼの木自体は紀元前の古代ギリシャから栽培されている。