マホガニー – Brilliant Luxury –
〜大国に愛された魅惑の木〜
“黄金の木”との異名を持つ世界三大銘木の一つのこの木の特徴は、
木目と木肌の美しさと、その美しさがもたらした希少価値の高さ。
木の繊維自体が光沢を持つ珍しく美しい見た目から、
この木が世界に流通し始めてからすぐに、欧州大国の貴族の間で
大流行し1720-1770年は「マホガニーの時代」と呼ばれるほど人気を博しました。
しかし過剰な伐採により絶滅の恐れがある等の理由で、
現在はワシントン条約により伐採が制限され、希少価値の高い木になりました。
その美しさを求め、現在でも一流ブランドや超高級品にも採用されるなど、
最上級の場所で愛用され続けている、魅惑の銘木です。
【属種】
センダン科マホガニー属
【木種名】
マホガニー(キューバマホガニー、ホンジュラス(オオバ)マホガニー、メキシカンマホガニー、アフリカンマホガニー)
【日本名】
桃花心木
【主産地】
キューバ、ドミニカ、ホンジュラス、メキシコ、インドネシア、アフリカ
【利便性】
耐久性、耐摩耗性が高い。
【経年変化】
時を経るごとに味わいが深まり、濃く美しくなっていく。
【木目と色味】
黄金のように輝く光沢。「リボン杢」と呼ばれる濃淡が作り出す美しい縞模様。木の繊維自体に光沢がある。
【異名】
黄金の木、世界三大銘木(ウォルナット、チーク)
【有名家具】
世界遺産「メスキータ(スペインコルドバ大聖堂)」の聖歌隊の椅子、
重要文化財「ヨドコウ迎賓館(兵庫県芦屋市)」の造り付け家具
(20世紀を代表する建築家フランク・ロイドライト作)
【家具以外の用途】
世界中のセレブリティを虜にする美しいボートブランド
「リーヴァ」の最高級モデルの船体やデッキ、
BVLGARIが経営する最高級ホテル「ブルガリ ホテルズ&リゾーツ ロンドン」の
スイートルームのフロア、タイタニック号のスイートルームの内装。
【歴史】
16世紀に発見され、1720〜1770は「マホガニーの時代」
と言われるほど、ヨーロッパの大国に重宝された。
その時の過剰伐採の影響で絶滅の危機に陥り、現在でも伐採が規制されている。